駅前の書店が世界のトランプ祭だか何だかという催し物をやっていやがった。通常のトランプなどには何の興味もないが、フロアの隅に人目を憚るように設置された世界のタロットというコーナーを発見し、俄然というか突然、やる気が出てきた。
小便と経血の匂いがとても鬱陶しい女子高生やら、異様に髪が長く全身黒づくめの性別不明の存在やら、不細工な彼女に鬼の首でも取ったような勢いでしきりに薀蓄をたれる不細工な茶髪やらに揉まれながら、それでも必死に陳列棚を漁ったのだけど、どうにも琴線に触れるブツがない。何回探してもない。全くセンス不明だな此処の糞共は、幾ら馬鹿だからってやって善いことと悪いことがあるのだぞ、と思ったけれど泣き寝入り。
つまり、社会的弱者にできるのは陰口と妄想だけなわけだ。よって私は、末弥純がタロットの絵を描いたらどうなるのか、否、Wiz のキャラクタを無理矢理タロットに当て嵌めたらどうなるのかと妄想してみる。