DVD メディアとボッタクリ

溜まりに溜まったエロゲーやらポケモンの R○M やらを焼かねばならぬと思い、帰り道の途中にある某 DQN 店へ。

ここは文字だけの本を全く置いていないツタヤのような感じで、24 時間営業なのだが、何時に行ってもまるで馬鹿の見本市のような客層で吐き気がしてしまう。学生服を纏った貧民共がさも当然のような顔で立ち読みをしており、折角だということで俺も連中に混じり、今週発売だと思われる漫画雑誌全てを読破し、一仕事終えた後のような気分で堂々と店を後にした。

しかしこの店に来たのは DVD-R 若しくは DVD-RW メディアを購入する為であり、決して乞食の振りをする為ではない、そんなことを思い出し再び店内へ。相変わらず立ち読み屑が通行の邪魔で、今この手に機関銃があれば、微塵も躊躇わず弾倉が空になるまで発射し続けるのだが、と呟きつつ目的のコーナーへ。

色とりどりのパッケージが棚に並べられている。ええと、でー、ぶい、でー、と小さく声に出しながら探すと、棚全体の右下隅にそれを発見、馬鹿に横取りされぬように素早く手に取り、値段を見て驚愕した。

ラベルには 380 円とある。無論一枚である。聞いたことのないメーカーである。台湾製である。信じられなかった。俺が知らなかっただけで、現在の日本は深刻なインフレ状態にあり、あらゆるモノの値段が高騰しているのではないか、しかし給料は上がらないな、と思考の渦に翻弄されそうになったが、すぐに答えは出て来た。これは単に、店が暴利を貪るために設定した価格、つまりボッタクリである。俺のような心あるユーザを舐めやがって守銭奴が、亀頭に毛が生えてもこんなもん買うか、と吐き捨て、結局 5 枚組 1380 円のモノを買ってしまった。

もうすぐ春。俺はそれを思い出す。